梅雨期を迎え、光るキノコとして知られる「シイノトモシビタケ」(キシメジ科)が和歌山県南部の海岸林で生え、緑の幻想的な光を放っている。「森の妖精」とも呼ばれる。
シイノトモシビタケは、傘径1~3センチ、高さ1~5センチのシメジに似た小さなキノコ。傘には筋があり、全体が茶褐色をしている。
日が暮れて林に入ると、暗闇の中に小さな光がほのかに浮かび上がる。数本で固まっていたり、1本で立ち上がっていたりして生えている。
5月ごろから秋ごろまで発生する。腐って朽ちた広葉樹に生えるが、特にスダジイに多い。雨が降った1~3日後に多く発生するという。
シイノトモシビタケは1950年に八丈島で発見された。94年に本州で初めて、すさみ町で見つかり、その後、紀伊半島南部に点在して分布していることが分かった。
实用单词解析:
◆梅雨 (つゆ):(1)梅雨,黄梅雨.
(2)〔季節〕梅雨期,梅雨季节,黄梅天 .
◆広葉樹 (こうようじゅ) :〈植〉阔叶树.
◆分布 (ぶんぷ) :分布.