日銀人事案の採決後、3か月ぶりに福田総理と小沢代表の党首討論が行われましたが、民主党が政府提案を認めなかったことを巡り、福田総理は逆質問をして不満をぶちまけました。
「適材適所の人物が不同意だったことについて、代表から説明いただきたい」(福田首相)
「クエスチョンタイムというのは野党の党首が主として総理に質問するものと思っていましたが。現在の日本のシステムは、日銀の総裁・副総裁、その中に必ず大蔵省がポストを占めるという既得権益の中にあるから、それがいけないと言っている」(民主党小沢一郎代表)
「ひとつの権力を握っているんだといって、あたかも人事権をフルに発動するかの如き、もう4人も否定したんですからね、不同意で。そういうことは権力の乱用と言うんです」(福田首相)
さらに福田総理は、「ねじれ国会」での民主党の対応についても不満を口にします。
「大変苦労しています。なかなか結論が出ないという事で」(福田首相)
「(国民が選挙で与えてくれた)過半数に対する認識が違うんじゃないかなと思いますよ」(民主党小沢一郎代表)
「誰とお話をすれば信用できるのか、そのことも是非お示し、教えていただきたい。大変苦労しているんですよ。かわいそうなくらい苦労しているんですよ。日銀人事も、正直言って翻弄されました」(福田首相)
一方、道路特定財源の問題では、一般財源化という福田総理の方針について、小沢代表が、口で言うだけではなく、「政府与党で正式に決めて欲しい」と求めました。
「政府与党で決めた上で、協議のお話をしていただきたい」(民主党小沢一郎代表)
「閣議決定は必要な時にいたしますけれども、それはね、もし政府与党で決めてくれというならいたしますよ。なるべく早くいたします」(福田首相)
福田総理は、口では「話し合いたい」と言うものの、民主党の対応への苛立ちを隠せない様子が目立ちました。
「野党の党首が総理に対して質問をするというよりも、一言で言えば、福田総理の愚痴とぼやきに終始した党首討論でした」(社民党福島みずほ党首)
(09日18:11)
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『日语阅读』政治:福田首相、党首討論で不満ぶちまけ
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