オバマ政権への審判となるアメリカの中間選挙は開票が進み、野党・共和党が４年ぶりに下院で過半数を奪回しました。
４３５議席を争う下院議員選挙で、これまでのところ与党・民主党が１６１議席にとどまっているのに対し、野党・共和党が２２０議席と過半数の２１８を超えました。
下院で共和党が過半数を奪回するのは４年ぶりで、次期下院議長への就任が確実視されている共和党のベイナー下院院内総務は、「オバマ大統領は民意を尊重しコースを変えるべきだ」と勝利宣言を行いました。
一方、上院議員選挙も、共和党はウィスコンシンやアーカンソーで、これまで民主党が持っていた議席を奪うなど改選議席中、２１議席を獲得したのに対し、民主党はカリフォルニアこそ取ったものの、１０にとどまっています。
しかし、非改選とあわせた議席数は、現時点で全１００議席中、民主党が５０、共和党が４４となり、民主党は上院での半数は維持することが確定しました。
共和党がどこまで伸びるかはネバダやコロラドなど、残る激戦州の行方にかかっています。（03日13:35）
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