国会では８日も鳩山総理や民主党・小沢幹事長の「政治とカネ」の問題について野党が追及しています。
鳩山総理は小沢幹事長の資金管理団体の土地取引をめぐる問題で、小沢氏の政治責任を初めて認めました。
「小沢さんに政治責任ありますか、ありませんか」（自民党・加藤紘一元幹事長）
「ご自身も秘書が逮捕されたということで、その責任は感じていると。責任は当然あると、そのように思っております」（鳩山首相）
さらに、鳩山総理が母親から多額の贈与を受けていた問題が確定申告を前にしたこの時期、納税者の意識に悪影響を及ぼすのでは、との野党側の攻勢に対して、納税は国民の３大義務の１つであり、義務を果たしてもらえるよう周知徹底させたいと必死にかわしました。
また、各メディアの世論調査で軒並み内閣の支持率が低下し、不支持率が上がったことについて、鳩山総理は「政治とカネ」の問題が大きく響いたとの認識を示しました。
「謙虚に真摯に受け止める必要があると思います。やはり政治とカネの問題が中心であると思いますけれども・・・」（鳩山首相）
「鳩山総理および小沢幹事長のこの問題にかかわって、国民の皆さんは、非常に厳しい疑いの目線を依然として持っておられる」（自民党・大島理森幹事長）
こうした情勢を受け、野党・自民党は、今後も引き続き「政治とカネ」の問題を追及していく方針です。
今後は、小沢氏の証人喚問や予算委員会での集中審議を求める構えで、「政治とカネ」をめぐる与野党の攻防は当面、激しさが続く見通しとなっています。（08日11:35）
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