京都府舞鶴市で女子高校生が殺害された事件が、ようやく本格的に動き始めました。警察がいったんは見送った60歳の男の自宅の家宅捜索が、28日午前、弁護人立ち会いという異例の形で始まっています。 京都府舞鶴市の捜索現場では、大勢の報道陣が詰めかけ、上空には報道のヘリコプターが飛び交うなど、物々しい雰囲気に包まれています。28日午前9時40分頃、住宅に捜査員が弁護人を伴って入り、家宅捜索が始まりました。 殺人と死体遺棄の疑いで自宅の捜索を受けているのは、窃盗の罪で起訴された60歳の無職の男です。事件は今年5月、舞鶴市の高校1年、小杉美穂さんが、頭を鈍器で何度も殴られて殺害されたものです。 警察は防犯ビデオの映像などから、遺体発見現場からおよそ300メートルの府営住宅に住んでいる無職の男(60)が殺害に関与したとみて、捜査を進めていましたが、男は「自分に捜査の手が迫っていることをうすうす感じていた」と言います。 「9月ごろから『ワシ、ずっとつけまわされている』と。ここへ来る時も自転車隠して入っている。『そういうことをするから疑われるんやで。堂々と入ってきな』(と話した)」(男が通っていた居酒屋店主) 発生から半年あまり、容疑者の弁護人が捜索に立ち合うという異例の形で、捜査は大詰めを迎えています。(28日09:48)
[日语原文]社会:舞鶴女子高生殺害、男の自宅を捜索
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