元タレントの押尾学被告について、警視庁は一緒にいた女性にＭＤＭＡを飲ませ、容体が悪化しても、すぐに１１９番通報するなどの適切な措置をしなかったため死亡させた疑いが強まったとして、再逮捕しました。
保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕されたのは、押尾学容疑者（３１）です。
警視庁によりますと押尾容疑者は去年８月、東京・六本木のマンションで田中香織さん（当時３０）にＭＤＭＡの錠剤を飲ませたうえ、田中さんが錯乱状態になるなど容体が悪化した際、ＭＤＭＡ使用が発覚するのを恐れて、すぐに１１９番通報するなどの適切な救護措置をせず、田中さんを薬物中毒死させた疑いが持たれています。
警視庁は関係者や専門医への聴取などから、田中さんは午後６時ごろに容体が悪化し、そのおよそ１時間後に死亡したとみていて、すぐに通報すれば田中さんは死亡しなかったと断定しました。
取り調べに対し、押尾容疑者は「田中さんは容体が急変して死亡したので助ける余裕はなかった」と容疑を否認しています。（04日13:19）
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