国会は、与党が過半数割れした参議院に論戦の舞台が移りましたが、菅総理は慎重な答弁を繰り返しています。
参議院の予算委員会で自民党は、財政再建について菅総理は、「国会や党で議論を」と言うばかりで、自らの決意が伝わってこないと指摘しました。
「（菅首相は）『国会でお決めになる、党でお決めになる』ということで、総理自身、このいばらの道を選ばれたという決意がですね、伝わってこない、こんな感じがするわけでございますが、もう一度お聞きしますけれども、この選挙の結果、受け止めながら、最初の思いでリーダーシップを発揮していかれる覚悟がおありかどうか」（自民党・林芳正参院議員）
「民主党の中にも政策調査会が復活しましたので、そちらで議論もいただくことにしておりますが、今後の財政運営の健全化のために不退転の決意で臨んでいく」（菅首相）
また菅総理は、「歴史に対して恥じない行動をとりたい」と、財政再建に取り組む意欲を述べましたが、参議院で過半数を失った上に、足元の民主党内でもリーダーシップを発揮できるのか、具体的な戦略は、まだ見えていません。（04日11:18）
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