東京・足立区で生きていれば１１１歳の男性がミイラ化した遺体で見つかった事件で、遺族年金を給付していた共済組合が９１５万円をだまし取られたとして警視庁に告訴状を提出しました。警視庁はこれを近く受理し、本格捜査に乗り出す方針です。
この事件は、生きていれば１１１歳だった加藤宗現さんが先月に東京・足立区の自宅でミイラ化した状態で死亡しているのが見つかったものです。
加藤さんは３０年以上前に死亡したとみられていますが、その後も老齢福祉年金が支払われ、６年前の１０月に妻が死亡してからは、より支給額の高い遺族共済年金に切り替えられていました。警視庁は家族が年金を不正に受け取っていたとみて調べを進めていますが、遺族共済年金を給付していた公立学校共済組合がおよそ９１５万円の年金をだまし取られたとして詐欺の疑いで警視庁に告訴状を提出しました。警視庁はこの告訴状を近く受理し、本格捜査に乗り出す方針です。（24日11:15）
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