動詞の自他について

2011-03-27 15:39:48 意味日本明治
  動詞の自他について 吉川 武時 自他の対応は、原則として格助詞「」の対応をするが、本稿では「が-を」以外の対応をするものについても述べる。また、フォーク型対応と言って、1つの自動詞に2つ(以上)の他動詞が対応するもの、この逆のものなどについても述べる。 自動詞・他動詞の対応、いわゆる自他の対応とは「開く akU:開ける akERU」のように、語根(ak-)を共通にし、接尾辞(-U、-ERU)によって自動詞・他動詞となる1組の動詞のことである。この接尾辞「-U、-ERU」は、自他の対応のパターンの1つである。こうした対応のタパーンは、以下に挙げるように 11 (その他を入れると 12)ある。対応する自動詞と他動詞は、一般に「戸開く:戸開ける」のように、「ガ格名詞+自動詞」「ヲ格名詞+他動詞」として用いられる。格助詞だけを示せば「」であるので、自他の対応とは「」の対応と言うことができる。しかし、数ある動詞の中には“自他の対応”と言っても、「が-を」以外の対応をするものがある。そこで、各対応のパターンについて、これらを調べてみる。 自動詞と他動詞の形の上の対応のルール (1)ふさがる ふさぐ  husag-ARU  husag-U (2)あがる   あげる      ag-ARU     ag-ERU (3)あく     あける      ak-U       ak-ERU (4)とれる   とる       tor-ERU    tor-U (5)ぬれる   ぬらす     nur-ERU    nur-ASU (6)たおれる たおす     tao-RERU   tao-SU (7)かわく   かわかす kawak-U    kawak-ASU (8)のびる   のばす     nob-IRU    nob-ASU (9)おちる   おとす      ot-IRU     ot-OSU (10)のこる   のこす    noko-RU    noko-SU (11)のる     のせる      no-RU      no-SERU (12)きえる   けす        k-IERU     k-ESU             『日本語文法入門』(アルク)(p.72~74)。 この中で一番数が多いのは(2)、次いで(3)である。これをじっとながめていると、いろいろなことが見えてくるだろう。
    (3)と(4)とでは自動詞と他動詞が逆になっている。 (5)以下は自動詞側(左)に -RU があり((7)を除く)、他動詞側(右)に -SU がある。 (5)(7)(8)では他動詞側が -ASU となっている。 (4)(5)の自動詞側の -ERU と(2)(3)の他動詞側の -ERU は歴史的に異なる音韻だったと予想される。同じ語形が一方は自動詞化、一方は他動詞化というのは考えにくい。 ※小生はこの方面に詳しくないので、これ以上のことは言えない。 (1)ARU-U husagARU-husagU 次の例は、一般的な「」の対応をする。 自動詞 他動詞 ふさがる 泥で穴がふさがる ふさぐ 栓で穴をふさぐ つながる 電極がつながる つなぐ 電極をつなぐ ささる 指にとげがささる さす 腕に針をさす 「くるまる:くるむ」   「くるまる:くるむ」も「が-を」の対応をするが、用法に差がある。 自動詞 他動詞 くるまる ? 野菜が紙にくるまる
    赤ちゃんがふとんにくるまる くるむ 野菜を紙にくるむ
    ? 赤ちゃんをふとんにくるむ 「またがる:またぐ」 「またがる:またぐ」は次のようになる。 自動詞 他動詞 またがる どぶまたがる
    この問題は両方にまたがる またぐ どぶまたぐ
    * この問題は両方をまたぐ 上の例では「」の対応をしているが、下の例のように「またぐ」が使えない場合もある。 「フォーク型対応」について --「つながる:つなげる、つなぐ」を例に-- ある1つの自動詞(あるいは他動詞)に対して2つ(以上)の他動詞(あるいは自動詞)が対応している場合がある。これをフォーク型対応と言う。自動詞を左側に、他動詞を右側に置いたとき、右に開くようなフォーク型対応を右フォーク型と言うことにしよう。(あとで述べるが、左フォーク型もある。) つながる < つなぐ  tunagARU < tunagU (1) つなげる tunagERU (2) この例では「つながる」という自動詞に「つなぐ、つなげる」という2つの他動詞が対応している。「つながる:つなぐ」の対応は(1)のパターンであり、「つながる:つなげる」の対応は(2)のパターンである。 フォーク型対応の場合の助詞の対応 --「つかまる:つまむ、つかまえる」を例に-- 次の例「つかまる:つかむ、つかまえる」もフォーク型対応である。 つかまる < つかむ  tukamARU < tukamU (1) つかまえる tukamAERU (その他) この例では、他動詞「つかむ」と「つかまえる」は使い分けられている。このような場合、自他の対応が二組考えられる。「つかまる:つまむ」と「つかまる:つかまえる」である。また漢字で書くときは、異なる文字を使う。 「つかまる:つまむ」は「」の対応をする。漢字は「掴」を書く。 自動詞 他動詞 つかまる 吊り革つかまる つかむ 吊り革つかむ 「つかまる:つかまえる」の対応はどうなっているか、次に調べてみよう。なお、この場合、漢字は「捕」を書く。 自動詞 他動詞 つかまる 泥棒巡査つかまる つかまえる 巡査泥棒つかまえる 助詞の対応を調べるには、同じ名詞に付く格助詞を比較する。分かりやすくするために補語を1つずつにすると、次のようになる。 つかまる 泥棒   つかまる つかまえる    泥棒つかまえる    巡査つかまる 巡査   つかまえる 「泥棒」が「泥棒」となっている。つまり、「」の対応である。また、「巡査」が「巡査」となっている。つまり、「」の対応である。つまり、「」の対応と「」の対応があるわけである。 「からまる:からむ」 「からまる:からむ」は、一見(1)のパターンの自他の対応と考えられる。しかし、用法をよく調べてみると、そうとは言えなくなってくる。 自動詞 他動詞 からまる 糸が棒にからまる
    ? 酔っぱらいが市民にからまる からむ ? 糸が棒にからむ
    酔っぱらいが市民にからむ 上の例に見るように、 「からむ」は「を」を取らない。 さらに、用法が相補的(互いに補い合う形)になっている。これは、よく似ているが別の意味の動詞(自動詞)と考えられる。そこで次のようになる。 自動詞 他動詞 からまる 糸が棒にからまる
    ? 酔っぱらいが市民にからまる ... ............ からむ ? 糸が棒にからむ
    酔っぱらいが市民にからむ ... ............ これとは別に「からむ」を「に」を取る“他動詞”と考えることもできる。 さらに、あまり使われないが「からめる」という動詞(他動詞)もある。これらを考え合わせると、次のようなフォーク型対応をしていると考えられる。(「からむ」を一応他動詞側(右)に置く) からまる < からめる  karamARU < karamERU (2) からむ karamU (1)   そして次の3つの言い方ができる。  からめる   他動詞        棒に糸をからめる   からませる  「からむ」の使役形  棒に糸をからませる   からまらせる 「からまる」の使役形 棒に糸をからまらせる  

    |||(2)ARU-ERU agARU-agERU 次の例は、一般的な「」の対応をする。 自動詞 他動詞 つまる りんごが箱につまる つめる りんごを箱につめる はまる 絵が額にはまる はめる 絵を額にはめる 改まる 規則が改まる 改める 規則を改める 「つとまる:つとめる」 「つとまる:つとめる」は次のように用いられる。 自動詞 (他動詞) 勤まる 仕事勤まる 勤める 会社勤める 「勤める」は「を」を取らないから厳密な意味で他動詞とは言えない。名詞に付く格助詞を見ると「が」「に」となっているが、同じ名詞が用いられているわけではない。意味的にやや特殊な対応をする動詞である。 「あずかる:あずける」と「さずかる:さずける」 「あずかる:あずける」は、両者とも「を」を取り、厳密な意味での「自他の対応」とは言えない。しかし、一般の ARU-ERU で自他の対応をする動詞と違うという感じがしない。 問題は、その対応において格助詞がどう変わるかである。次の例で、同じ名詞に付く格助詞に注目してみよう。 銀行からお金を預かる 人銀行お金を預ける 銀行   お金を預かる   銀行お金を預ける    人からお金を預かる 人   お金を預ける 「銀行が」が「銀行に」となっている。つまり「」の対応である。また、「人から」が「人が」となっている。つまり、「から」の対応である。「お金を」はそのままである。つまり、「」の対応と「から」の対応があるわけである。 「さずかる:さずける」も「あずかる:あずける」と同様に考えることができる。ただ、この場合は「から」の代わりに「に」でもよい。 夫婦神様から子供を授かる 神様夫婦子供を授ける 夫婦神様 子供を授かる 夫婦    子供を授かる    夫婦子供を授ける     神様から子供を授かる 神様   子供を授ける    神様 子供を授かる フォーク型対応の動詞 ARU-ERU の対応パターンに関わる、いくつかのフォーク型対応の動詞を見てみよう。 1「つまる」などについて 「つまる」「つめる」「つむ」「つます」など互いに関連する動詞がある。これを整理すると次のように3組の対応パターンを考えることができる。  「つまる:つめる」 tumARU tumERU (2)の対応パターン   「つむ:つめる」  tumU   tumERU (3)の対応パターン   「つむ:つます」  tumU   tumASU (7)の対応パターン しかし、意味を考えると、「あるものの中に別のものをいっぱいに入れる」という意味では「つまる:つめる」だけである。「つむ」は将棋用語として「玉がどこへも逃げられないようになる」ことを意味する自動詞である。それに対する他動詞は「つめる、つます」の二つがある。この意味で「つむ」と「つめる、つます」はフォーク型対応をなしている。 自動詞 他動詞 つむ 玉が詰む つめる 玉を詰める;詰め将棋 つます この玉を詰ましてごらん 「つませる tumASERU」は「つむ」の使役形で、これも用いられる。 2「あわさる」などについて 漢字「合」を使った場合の「合わさる、合う:合わせる」は次のように用いられる。 自動詞 他動詞 合わさる 2枚の紙合わさる
    *答えが合わさる 合わせる 2枚の紙合わせる 合う 答え合う 答え合わせる 一般的な「」の対応をしていることが分かる。ただし「答えが合わさる」という言い方はせず、「答えが合う」と言う。自動詞では「合わさる」「合う」があるが、他動詞では「合わさる」しかない。つまり、フォーク型対応である。左向きのフォークである。今までのは右向きフォークだった。 合わさる > 合わせる  awasARU > awasERU 合う  aU 漢字「会」の場合は人について用いられ、「会う:会わせる」という対応をする。「会わさる」とは言わない。「会う:会わせる」は自動詞・他動詞の対なのか、それとも自動詞「会う」とその使役形なのか、問題になる。  Aが 友達に会う  Aを 友達に会わせる この例を見ると、やはり「会う:会わせる」は自動詞とその使役形という関係と考えられる。  

    |||3「やすまる:やすむ:やすめる」について この3語はこういうフォーク型なのか。 やすまる > やすめる やすむ あるいは、こういうフォーク型なのか。 やすまる < やすめる やすむ 「やすむ」の位置によって2通りに考えられる。いずれにしても「やすまる:やすめる」と対応していることは間違いない。そして、この場合、格助詞の対応は「」となっている。 自動詞 他動詞 やすまる 体がやすまる やすめる 体をやすめる 「やすむ」の典型的な例は「会社をやすむ」であろう。この場合、「やすむ」は自動詞なのか、他動詞なのか。そもそも、この「を」は何の「を」なのか。通るところの「を」(「道を歩く」)ではない。離れるところの「を」(「家を出る」)でもない。鳥飼浩二は<対象>を表さないと考えられる「を」の(8)として「不在の場所や不参加の催しを表すもの」(例:学校を休む)を挙げている。(鳥飼浩二「自他動詞の認定をめぐる序論」『月刊言語』1993年5月号、大修館書店)。そこで、この「を」を不在・不参加の「を」と言うことにしよう。このように、対象を表さない(と考えられる)「を」と共起する動詞は自動詞である。したがって、 やすまる > やすめる  yasumARU > yasumERU やすむ  yasumU こういう図のフォーク型と考えるのが適当ということになる。 4「ちぢまる、ちぢむ:ちぢめる」について 左フォーク型である。 ちぢまる > ちぢめる  tizimARU > tizimERU ちぢむ  tizimU 5「つたわる:つたえる」について 次の例では、格助詞は「」の対応をしている。 自動詞 他動詞 つたわる うわさがつたわる つたえる 連絡事項をつたえる 次の例では、「」の対応と「」の対応がある。自動詞の方に現れる「を」は通るところを表す「を」である。それは他動詞表現では「が」となる。 自動詞 他動詞 つたわる 電気が導線をつたわる
    電気が   つたわる つたえる 導線が電気をつたえる
          電気をつたえる また「つたう」という動詞は「つたわる」と形も意味も似ているが、具体的な用法は異なる。 つたう 水がといをつたって流れる 「つたう」は自動詞である。この意味に対応する他動詞はない。「つたえる」は意味が異なる。 他動詞がない場合に“他動詞的”表現をするときは、使役形が使われる。上の文を他動詞的に表現すると「水をといを つたわせる」となるが、この言い方は少しおかしい。ヲ格名詞を続けて使っているからだ。このことを「二重ヲ格禁止の原則」と言う。「水に といをつたわせる」としても自然な日本語ではない。そこで「水」をあとに持って行って「といをつたわせて 水を 流す」とすれば、適切な文になる。 6「まざる、まじる:まぜる」について 左フォーク型である。 まざる > まぜる  mazARU > mazERU まじる  mazIRU 自動詞に二つの形があるが、微妙な意味の差がある。 まざる……2種類のものがほぼ同量入り込む まじる……あるものの中に別の少量のものが入る 他動詞「まぜる」ではこの差はなくなる。 (3)U-ERU akU-akERU フォーク型対応の動詞 U-ERU の対応パターンに関わる、いくつかのフォーク型対応の動詞を見てみよう。 1「したがう:したがえる」 「したがう:したがえる」は次のように用いられる。この意味では「」の対応と「」の対応がある。 自動詞 他動詞 従う 家来が主人に従う

    家来が   従う
       主人に従う 従える 主人が家来を従える

       家来を従える
    主人が   従える 次の「従う」は上の例と用法が違う。対応の他動詞がなく、もし他動詞的表現をする必要があれば、使役形を用いることになる。 自動詞 使役形 従う 生徒が校則に従う 従わせる 生徒を校則に従わせる 2「しずむ、しずまる、しずめる」について これらの動詞については「しずむ:しずめる」という対応と「しずまる:しずめる」という対応があって、一見フォーク型対応をなしているように見える。しかし、次のような理由でこの「しずめる」は別の語と考えられる。 「しずむ sizumU:しずめる sizumERU」は漢字で書けば、「沈む:沈める」である。アクセントは平板式である。 一方、「しずまる sizumARU:しずめる sizumERU」は漢字で書けば、「静まる:静める」であって、アクセントは中高式である。(2)の対応パターンである。 (4)ERU-U   torERU-torU この対応パターンでは自動詞と他動詞の可能形とが同じになってしまい、意味を区別するのに注意が必要である。  問題が        自動詞     あなたはこの問題がか 可能形 フォーク型対応の動詞 ERU-U の対応パターンに関わる、いくつかのフォーク型対応の動詞を見てみよう。 1「とける:とく、とかす」について 次の例では「とける:とく」と対応している。格助詞は「」の対応をしている。 自動詞 他動詞 とける 問題とける とく 問題とく 次の例では「とける:とかす」と対応している。格助詞は「」の対応をしている。 自動詞 他動詞 とける 氷とける とかす 氷とかす 漢字で書くときは、一般に「解」を使うが、後者では「溶・融」も使われる。フォーク型対応と言っても、このように用法が違う。また、他動詞「とかす」には「髪の毛をとかす」という用法があるが、これに対する自動詞はない。  

    |||2「ぬける:ぬく、ぬかす」について フォーク型対応をしているが、他動詞の「抜く」と「抜かす」は微妙に使い方が違う。次の例では「ぬける:ぬく」と対応している。格助詞は「」の対応をしている。 自動詞 他動詞 抜ける 毛抜ける 抜く 毛抜く 次は自動詞「抜ける」の例と他動詞「抜く」の例である。これらは意味的に対応していない。 自動詞 他動詞 抜ける 1人抜けるとマージャンができなくなる         抜く 前にいる選手を抜いた 次の例では「ぬける:ぬかす」と対応している。 自動詞 他動詞 抜ける 名前を呼ぶとき1人抜けた 抜かす うっかり1人 抜かして名前を呼んだ 次は「抜ける」が「抜く」の可能形の例である。 (4)ERU-U の対応パターンではこういうこともあるから、注意が必要である。  瀬古ならあと3人 抜ける。(=抜くことができる)                ・ (5)自他同形の動詞について 自他同型の動詞もいくつかある。 自動詞 他動詞 増す 水かさが増す 増す 精度を増す ひらく 夢は夜開く ひらく 本を開く 終る 話が終る 終る 話を終る 「話が終る」「話を終る」では自他同形だが、自動詞「終る」には「終える」という他動詞もある。「終わる」「終える」は (2)ARU-ERU の対応パターンである。 [参考] 森田良行は「自動詞と他動詞」『国文法講座6』で自他同型の動詞をこんなにも挙げている。 「あける、唸る、下ろす、負う、折り返す、送る、利く、組む、繰り出す、越す、さす、さし込む、渋る、する、迫る、備える、垂れる、付く、突っ込む、募る、詰める、吊る、手伝う、閉じる、伴う、濁る、覗く、運ぶ、弾む、はだける、働く、はねる、張る、引く、引き上げる、開く、控える、吹く、吹きつける、吹き込む、塞ぐ、ふるう、ふるまう、触れる、卷く、負ける、増す、間違う、見合う、見直す、結ぶ、持つ、休む、病む、寄せる、割る、催す」
    ===同じ名詞がくるもの===
     つく  (手が~/手を~)
     閉じる (目が~/目を~)
     伴う  (危険が~/危険を~)
     運ぶ  (話が~/話を~)
     はだける(胸が~/胸を~)
     はねる (泥が~/泥を~)
     張る  (根が~/根を~)
     開く  (つぼみが~/つぼみを~)
     触れる (手が~/手を~)
     卷く  (渦が~/渦を~)
     増す  (水が~/水を~)
     催す  (眠気が~/眠気を~) この中には自他で意味の異なるものもある。例えば、「手がつく」「手をつく」。また、「伴う、増す」は自他のどちらが主な用法とも言えないが、その他は、他動詞が本来の用法で、そこから自動詞の用法も派生したものと考えられる。 ===異なる名詞がくるもの===
     弾む  (ボールが~/チップを~)
     働く  (知恵が~/盗みを~)
     引く  (潮が~/手を~)
     吹く  (風が~/笛を~)
     結ぶ  (実が~/紐を~)
     持つ  (体が~/荷物を~) この中には「チップを弾む」「盗みを働く」など、特別の意味のものもあり、本来別語とすべきものも含まれている。 「風が吹く」「笛を吹く」の「吹く」は別語とすべき で、その他は他動詞が本来の用法で、自動詞の用法がそれから派生したものと考えられる。
    参考文献
    多数あるが、以下には直接 参考にしたもののみを挙げる。 岩田典之(1988) 「『自動詞・他動詞』及び『~てある』について」『天理大学別科日本語課程紀要』第2号、天理大学 鳥飼浩二(1993) 「自他動詞の認定をめぐる序論」『月刊 言語』1993年5月号、大修館書店 豊田豊子(1994) 「使役と動詞の自他」未刊行資料 西尾寅弥(1988) 『現代語彙の研究』明治書院 仁田義雄 編(1991) 『日本語のヴォイスと他動性』くろしお出版 早津恵美子(1989) 「有対他動詞と無対他動詞の違いについて」『言語研究』95号、日本言語学会 森田良行(1987) 「自動詞と他動詞」『国文法講座6』明治書院 吉川武時(1989) 『日本語文法入門』アルク 山田浩三(1976) 「自動詞・他動詞について(1)」『紀要』第1号、国際学友会日本語学校 


    日语知识点:日语在语汇方面,除了自古传下来的和语外,还有中国传入的汉字词。近来由各国传入的外来语的比例也逐渐增加。在对人表现上,日语显得极富变化,不单有口语和书面语的区别,还有普通和郑重、男与女、老与少等的区别,以及发达的敬语体系。而在方言的部份,以日本东部及西部两者间的差异较大,称为关东方言和关西方言。此外,对于失聪者,有对应日语文法及音韵系统的日本手语存在。
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