ＪＲ東海が２０４５年に東京・大阪間で開業を目指すリニア中央新幹線について、「直線ルートの費用対効果が１．５１倍と最も高い」とする国土交通省の試算が発表され、直線ルートで事実上決着する見通しとなりました。
ＪＲ東海が計画するリニア中央新幹線を巡っては長野県内を迂回する「伊那谷ルート」と、「木曾谷ルート」、ほぼ直線で結ぶ「南アルプスルート」の３つが検討対象になっています。
２０日開かれた交通政策審議会に提出された国交省の試算によりますと、建設費用に対する費用対効果は南アルプスルートが１．５１倍とほかの２つのルートを上回り、直線ルートが優位であるという結果がでました。
これまで直線ルートを要望するＪＲ東海に対し、地元・長野県は迂回ルートを主張していましたが、今回、国交省の試算でも直線ルート優位の結果が出た事で、ルートをめぐる議論は事実上、これで決着したことになります。(20日11:20）
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