[日语原文]社会:押尾被告裁判、身代わり懇願されたと証言
元タレントの押尾学被告の裁判員裁判は6日、2回目の公判が開かれ、事件直後に現場に駆けつけた押尾被告の元マネジャーが「押尾被告から『身代わりになってくれ』と懇願された」などと、当時の様子を証言しました。
押尾学被告(32)は去年8月、東京・六本木ヒルズのマンションで飲食店従業員の田中香織さん(当時30)に合成麻薬MDMAを譲り渡し、それを飲んだ田中さんが錯乱状態になったにもかかわらず、適切な措置をしないで放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われています。
6日に行われた2回目の公判では、押尾被告の元マネジャー2人が証言台に立ちました。
元チーフマネジャーは「『なぜ救急車を呼ばないのか』と聞くと、押尾被告は『救急車を呼ぶと自分が薬を使ったことが分かってしまう。そうすると仕事もできなくなるし、子供とも会えなくなる』などと述べた」と証言。さらに、もう一人のマネジャーは「今まで見たこともないような目で『お前の面倒を一生見るから代わりに第一発見者になってくれ』と懇願された」と証言しました。
押尾被告は、終始、厳しい表情で時折ノートに書いたメモを弁護人に見せ、ペンをこつこつ鳴らすなど苛立ったような仕草を見せる場面もありました。(06日21:20)
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