就任式を前にしたオバマ次期大統領は、公民権運動の指導者、キング牧師の生誕記念日にあたる19日、自ら社会奉仕活動を行い、国民にも参加を呼びかけました。 「簡単な仕事にしてくださいよ。配管とか電気関係だと、かえって足手まといにになるから」(オバマ次期大統領) NGOが運営するホームレスのためのシェルターを訪れたオバマ次期大統領。就任式を翌日に控えているとは思えないほどリラックスした表情で、ペンキ塗りなどを手伝いました。 ミシェル夫人やバイデン次期副大統領夫妻も、食糧配給所などでボランティアを行い、社会奉仕一色の日となりました キング牧師を敬愛し、その存在がなければ自分が大統領になることはなかっただろうと言うオバマ氏は、キング牧師が唱えた社会奉仕の精神こそが今のアメリカに必要だとして、国民一人一人が自分の出来る範囲で参加するよう呼びかけました。 「経済危機で、多くの人が困難を抱える状況の中で、ひとりとして、手を休めるわけにはいかないのです」(オバマ次期大統領) 一方、ブッシュ大統領は、任期最後の日、麻生総理を含む同盟国など13カ国の首脳に電話をして感謝の意を伝えましたが、公の場に姿を現すことはありませんでした。 就任式の行われる議会とホワイトハウスを結ぶパレードの準備もすっかり整いました。ホワイトハウスは新しい主の到着を静かに待っています。(20日10:56)
『日语阅读』国际:オバマ次期大統領、社会奉仕呼びかけ
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