去年9月にアフリカ東部のエチオピアで武装グループに誘拐された日本人医師の赤羽桂子さんが、無事解放されました。 この事件は、フランスに本部のある国際NGO「世界の医療団」に所属する日本人医師の赤羽桂子さんが、去年9月にエチオピアで医療活動中にオランダ人の男性看護師とともに武装グループに誘拐され、隣国のソマリアに連れ去られたものです。 日本の外務省などによりますと、赤羽さんと看護師は7日にソマリアで解放され、ケニア駐在の大使が日本時間の7日深夜、ナイロビの空港で赤羽さんを保護しました。その際、赤羽さんにけがなどはなく、話もしっかりできたということです。現在はナイロビの安全な場所にいるとしています。 誘拐された後、10月には、武装した犯人グループに拘束されている様子を撮影した映像が、地元メディアを通じて公開されました。 犯人グループが解放の条件としていた、エチオピア政府が拘束している仲間の釈放や、身代金の支払いが行なわれたかどうかは、明らかにされていません。赤羽さんは、10日にパリに戻る予定だということです。(08日11:07)
[日语原文]国际:エチオピアで誘拐の医師、無事解放
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