被爆地の広島市と長崎市が検討していた２０２０年夏のオリンピック共同招致について、長崎市の田上市長は広島市との共催を断念しました。
「２０２０年オリンピックの共同開催については、断念すべき判断をいたしました」（長崎市田上市長）
長崎市の田上市長は１５日朝、市議会の各派代表者会議で共同開催を断念することを表明しました。
長崎市が広島市と検討していたオリンピックの共同開催をめぐっては先月、日本オリンピック委員会が１つの都市での開催を定めたオリンピック憲章を理由に認めない考えを両市に通告していました。
このため田上市長は、「このままでは事態は進展しない」として共同開催を断念し、広島市に伝えたということです。
「共同して平和のメッセージを発することがとても大事だったわけですし、これからもその大切さは変わらないと思います」（広島市秋葉市長）
長崎市が共催を断念したことで、広島市が単独でオリンピックの開催を目指すことになります。（15日11:35）
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