栃木県下野市にある運送会社事務所で、強盗事件の被害金額としては過去最高の5億4千万円が奪われた事件で、実行犯の中国人の男に対し、宇都宮地裁は「不法滞在中に犯行を重ね、わが国の治安を乱した」として、懲役11年の判決を言い渡しました。
この事件は2004年10月、下野市の運送会社「東武運輸栃木」に中国籍の金光被告(27)ら5人が押し入り、現金およそ5億4千万円の入ったカバンを強奪し、強盗と入国難民法違反の罪に問われていました。
金被告は別の強盗事件で逮捕・起訴されていて、去年、犯行を自供したものです。
宇都宮地裁の池本寿美子裁判官は、「巨額の現金被害のため会社の警備部門が閉鎖され、及ぼした影響は大きい」、「4年3ヶ月という長期間の不法滞在中に犯行を重ね、わが国の治安を乱したが、被告の自首により事件が解明された」として、求刑15年に対し、懲役11年の実刑判決を言い渡しました。(17日21:37)
[日语原文]社会:5億4千万円強奪、中国人に懲役11年
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