24日に発表された今年1月1日時点の地価ですが、全国平均で住宅地、商業地ともに上昇して2年連続の上昇となりました。しかし、去年後半から都心部では上昇率が落ち始め、不動産市場はピークを過ぎて陰りを見せ始めたという見方が広がっています。
東京・銀座では、次々と進出する高級ブランドショップがひしめき合っています。例年、地価が最高値を更新するビルもこの一角にあり、地価上昇の象徴とされてきましたが・・・。
「もうすでに(地価が)下がってきています。売れる値段という感触からすると」(ディック・エンタープライズ増田富男氏)
地価が下がり始めたと指摘するのは、銀座で30年以上貸しビルの仲介に携わる男性。「三越」の建つメインストリート、「銀座通り」から一本脇の路地に入ると・・・。
「これは(1坪)1億2000万円。買い手がいない。もう、かれこれ1年くらいになるかな。そこ、さら地になってるでしょ。とりあえず売れないから駐車場で日銭を稼ごうということです」(ディック・エンタープライズ増田富男氏)
売れない状態が長く続き、税金分だけでも稼ごうと時間貸しの駐車場にする所まで出てきたといいます。去年まで右肩上がりだった銀座の地価。1坪あたり2億円を超える物件も登場する勢いでした。しかし、ここにきて一部の中心地を除けば上がり続ける時代は終わったといいます。
「買い手の数が激減してきている。ちょっとメイン通りを外れた場所は、(坪単価)1億を超える物件は姿を消すことになると思う」(ディック・エンタープライズ増田富男氏)
国土交通省が発表した今年の地価では、最も高い上昇率となったのは仙台駅前の商業ビルでした。全国平均でも住宅地、商業地ともに上昇しています。しかし、上昇率を見ると、去年の後半から鈍り始めるという変化が現われています。
息切れを見せ始めた不動産の価格。住宅市場にも陰りが出ています。神奈川県横須賀市で来月マンションを発売するこちらの会社。床暖房をはじめ充実した設備を売りにしていますが、価格の設定に頭を悩ませています。
「ぎりぎりですね。あとはもう我々の努力でどこまで適正な価格に下げられるかという感じですね」(明和地所柿崎宏治氏)
客が希望するのはほとんどが3000万円台ですが・・・。マンションの売れ行きは去年後半から悪化し、首都圏で在庫がついに1万戸を超えました。上がり過ぎた値段に買い手がついていけなくなったのです。業者の間では、在庫を処分することに精一杯で、新たに土地を購入することが難しくなるという悪循環も出てきたといいます。
「少なくとも首都圏の住宅用地に関しては取引がかなり前から、去年夏前からストップしている。用地価格のピークは終わっている。ピークアウトしている」(不動産経済研究所福田秋生氏)
「ミニバブル」とも言える状況にあった地価。サブプライムローン問題で外資が日本の市場から離れている影響も加わって、今後さらに落ち込んでいくことも予想されます。(24日17:58)
以上是日本留学网https://riben.m.liuxue86.com/exam/日语组小编整理的2011年03月日语能力测试的《[日语原文阅读]经济:地価公示、不動産「バブル」に陰り》文章,恭祝大家考试顺利通过!
[日语原文阅读]经济:地価公示、不動産「バブル」に陰り
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