民主党の小沢幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐる事件で、小沢幹事長が不起訴処分となったことを受け、鳩山総理は５日朝、小沢幹事長と近く会談したいという考えを示しました。
「小沢幹事長としても、いずれ私に会うとおっしゃっているわけですし、このような判断が下された以上、できるだけ早いうちにお会いできればと思う」（鳩山首相）
鳩山総理は、日程については「まだ決まっていない」と述べています。会談で鳩山総理は、小沢氏の幹事長続投を確認したい考えとみられます。
また、平野官房長官は５日午前の記者会見で、次のように述べています。
「（小沢氏が）不起訴になって良かったということは、同志として、民主党に所属する議員として、（幹事長として）続投しろとかするなとか、そういうことは私が言う立場にありません」（平野博文官房長官）
一方、民主党の山岡国会対策委員長は５日朝、自民・公明など野党３党が国会に提出している石川知裕衆院議員の議員辞職勧告決議案について、衆院本会議に上程しない考えを明らかにしました。
「（議員辞職勧告決議案の事項に該当するのは）秘書のときの問題であって、国会議員としての辞職勧告について、それを審議するにあたらない」（民主党・山岡賢次国対委員長）
山岡氏は「野党サイドは生活よりも政略」で、「国民がどういう状況にあるのかを考えていない」と批判しました。決議案を速やかに本会議に上程し採決するよう求めている野党側の反発は必至です。（05日11:52）
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