旧ソ連で起きた史上最悪のチェルノブイリ原発事故から25年。各地で追悼式典が行われました。その式典を複雑な思いでみるのは、長い間原発で事故の処理を続けてきた職員です。その職員、混乱が続く福島第一原発に何を思うのでしょうか。
日本時間の午後7時過ぎ、チェルノブイリ原発の近くで追悼式典が開かれました。ロシアのメドベージェフ大統領と共に出席したウクライナのヤヌコビッチ大統領は、福島第一原発の事故について「いかなる国も、原発事故に単独で対処することはできない」と述べ、国際社会が連携することの重要性を訴えました。
一方、首都キエフでは、事故の処理にあたった作業員を讃える式典が行われました。首都キエフには、チェルノブイリ事故の処理にあたった元作業員がたくさん住んでいます。式典にはおよそ3000人が集まりました。
「我々は誰よりも福島原発の作業員の状況を理解し、日本国民に心から同情しています」(式典参加者)
事故の処理にあたった元職員を訪ねました。シェフチェンコさんは、おととし退職するまで28年間、放射線量の測定技師としてチェルノブイリ原発を見つめてきました。事故直後の様子を、今も鮮明に思い出すといいます。
「近くの町では、ゴキブリが列をなして一斉に川の方向へ逃げたのを見た。まるで科学雑誌の一コマのようだった」(シェフチェンコ元職員)
事故処理の現場では、さらに信じられない光景を何度も目にしました。
「放射性物質の残骸を集めるため、(離れて作業するように)渡されたのは柄の長いシャベルです。しかも(扱いづらかったので)作業員らは、シャベルの柄を半分の長さにして使っていました」(シェフチェンコ元職員)
放射能について知識を持っていない作業員も多く、シェフチェンコさんが危険性を訴えても聞いてもらえなかったといいます。
「明らかな犯罪行為もありました。汚染物を回収させるため、兵士たちが爆発した4号機に送り込まれていました」(シェフチェンコ元職員)
チェルノブイリの事故から25年、再び大きな原発事故が起きました。シェフチェンコさんは、事故処理にあたる作業員にも目を向けてほしいと訴えます。
「福島で事故処理にあたる作業員は勇敢です。私たちの兄弟です。私たちは、原発事故を初めて経験し、何をどうすればいいか理解していなかった。私たちの間違いを教訓として生かしてほしい」(シェフチェンコ元職員)
(26日22:22)
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