[日语原文]社会:「君が代」起立命令、再び「合憲」判断

「君が代」斉唱の際に起立することを命じた都立高校の校長の職務命令が憲法に反するかが争われた裁判で、最高裁判所は先月に続いて再び「命令は合憲」との判断を示しました。
この裁判は君が代の斉唱の際に起立することを命じた都立高校の校長の職務命令について、東京都の元教職員１３人が「思想や良心の自由を保障した憲法に反する」として訴えたものです。
６日の判決で、最高裁は「命令は思想や良心の自由について間接的な制約となる面はあるものの、教育上の行事の円滑な進行を図るもので、許容し得る程度の必要性、合理性が認められる」と指摘して、元教職員らの上告を退けました。
「非常に失望と強い憤りを感じております。司法が教育の現場で何が起きているかについて、全く想像を働かせようとしていない」
この問題をめぐっては先月３０日、最高裁の別の小法廷が「君が代」斉唱の際に起立することを命じた職務命令について、憲法には違反しないという初めての判断を示しています。
６日の判決は、５人の裁判官のうち４人の多数意見による結論でしたが、１人の裁判官は「職務命令以外の代替手段がなかったかあらためて検討すべきだ」として、反対意見を述べました。（06日19:59）

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