2011日语：社会:文科白書、震災受け「新たな教育モデル」

東日本大震災で、幼稚園から大学に在籍する死者と行方不明者は合わせて７００人以上に上ることが、２３日に公表された文部科学白書でわかりました。白書では、震災の教訓を生かし、地域とのつながりを重視した新たな教育モデル作りを進めるとしています。
２３日の閣議で報告された「文部科学白書」によりますと、震災で、幼稚園から大学に在籍する６１７人が死亡し、１１１人が行方不明となっています。また、両親がともに死亡、あるいは行方不明となった１８歳未満の子供は２２９人に上りました。
こうした状況を踏まえ、文部科学白書では、スクールカウンセラーを派遣して心のケアにあたることや、被害を受けた学校施設の復旧、さらには放射線量を下げる除染対策に取り組むとしています。
さらに、多くの学校が避難先となった教訓を生かし、災害時に避難所としての機能も果たせるよう、地域とのつながりを重視した「東北発の未来型教育モデル」作りを進めるとしています。（23日20:56）

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