『日语阅读』社会:芸能界の「黒い交際」、断ち切れるか

島田紳助さんの引退で暴力団と芸能界の関係に関心が集まっています。そんな中、１０月１日から東京と沖縄で暴力団排除条例が施行されます。芸能界は暴力団と手を切れるのでしょうか。その実態を取材しました。
「僕の中ではセーフだと思っていましたがアウトと知り、引退することになりました。一番重い処罰を自分で与えましたんで、お許し願いたいと思います。どうもすみませんでした」（引退会見する島田紳助さん、８月２３日）
島田紳助さんの引退会見で浮上した暴力団と芸能界の“黒い交際”。
「後輩たちには２度と僕のような甘い考えで（暴力団と）接しないでもらいたい」（引退会見する島田紳助さん、８月２３日）
市民生活から暴力団を締め出すことを狙った暴力団排除条例が１０月１日、東京都と沖縄県で施行されます。これで、すべての都道府県に暴力団排除条例が整います。東京都の条例の基本理念は「暴力団と交際しない」。条例に違反して暴力団と取り引きを続けると、最終的には会社名が公表されてしまうのです。どのような取り引きをすると条例に抵触するのでしょうか。
「暴力団組事務所で必要な内装工事を行うとか、暴力団組事務所の看板を設置するとか、監視カメラを設置するとかも組の活動を助長することになる」（暴力団排除に詳しい高島秀行弁護士）
規制の対象になるのは、主に「暴力団の活動を助長する」取り引き。この条例の施行で最も注目されているのが、芸能界と暴力団とのつき合いです。
「歌手の方が組長の誕生記念パーティーで歌を披露するという場合は、組の行事としてやっているので、それは組の活動を助長する利益供与行為だと認定される可能性はあると思います」（暴力団排除に詳しい高島秀行弁護士）
芸能界と暴力団とのつながり。そのきっかけの多くは、芸能人のスキャンダルやトラブルだといいます。
「十数年前なんですけども、僕的に非常に解決できない自分の悩み、トラブルがありまして・・・」（引退会見する島田紳助さん、８月２３日）
トラブルの解決に動いた人物。それが山口組の最高幹部、極心連合会の会長でした。今回の条例では、これまで暴力団と取り引きがあった会社でも、自主申告すれば適用を除外されます。果たして、この条例で芸能界と暴力団の関係は断ち切れるのでしょうか。（29日23:10）

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