福島市の大波地区で収穫されたコメから、国の暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題で、政府は、この地区からのコメの出荷を停止するよう指示しました。原発事故の影響で、コメが出荷停止になるのは初めてのことです。
「福島市の旧小国村(=大波地区)において産出される今年度産のコメについて、出荷制限を設定することとし、福島県知事に対し指示をいたしました」(藤村 修官房長官)
福島第一原発から直線でおよそ60キロ、福島市の東部に位置する大波地区。この地区で収穫されたコメから16日、初めて国の暫定規制値である1キログラム当たり500ベクレルを超える、630ベクレルの放射性セシウムが検出されました。このコメは、農家が自主的にJAに検査を依頼したコメで、まだ市場には出回ってはいませんでした。
大波地区は、局所的に放射線量が高い「ホットスポット」がある地域ですが、先月、福島県が行った検査では規制値を大幅に下回っていました。このため、福島県はすでに福島産のコメの「安全宣言」を出していました。つまり、福島県の検査をすり抜ける形で、今回、規制値を超えたコメが見つかったのです。
「まずは原因究明というようなことになる。大波地区と同様の条件にあるのではないかと考えられる地区について、追加調査をするかどうかの検討をお願いしたい」(福島県松本友作副知事)
154戸の農家がコメを作りをしている大波地区。福島県の検査態勢に対する怒りと不安の声があがりました。
「収穫期になって『安全宣言』をいただいて、それで安心して生産活動を続けていた。今になって『何で』という怒り。私ども農家は何も悪いことしてません、被害者なんで」(福島・大波地区の農家)
「スポット的に検査をして『安全ですよ』と、行政側からもJAからも公表される。『安心、大丈夫だ』と思った段階で、また『こんなのが出ましたよ、自粛』。これは怠慢としか言いようがない」(福島・大波地区の農家)
「チェックをしている中で、今回こういう結果が出たのは残念。国民の皆さまにご心配をおかけしていることを申し訳なく思っている」(農水省岩本司副大臣)
暫定規制値を超えたコメは、国と自治体による検査でなぜ見つけられなかったのでしょうか。原因の究明と、今後の検査態勢にどう生かしていくのかが課題となります。(17日17:10)
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