12年前、東京・板橋区で女性が殺害された事件で、当時、採取された容疑者の手の平の「掌紋」と呼ばれる情報が誤った形で登録され、容疑者の特定が遅れていたことが警視庁などへの取材でわかりました。
この事件は12年前、板橋区の住宅で茅野百里香さん(当時28)が殺害されたもので、今年7月、元土木作業員の内田清次被告が逮捕・起訴されました。
警視庁などによりますと、当時、現場には内田被告の手の平の「掌紋」と呼ばれる証拠資料が残されていましたが、警察庁のデータベースに誤った形で登録されていたことが判明したということです。
内田被告は今年逮捕されるまで別の窃盗事件で数回逮捕されていて、データが正しく登録されていれば、もっと早く内田被告を逮捕できたとみられています。この問題を受け警察庁は、全国の警察に対し同様のミスがないかなど確認の徹底を指示しました。(28日00:49)
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