白老町のアイヌ民族博物館で、伝統的な保存食「サッチェプ(乾いた魚)」と呼ばれるサケの薫製作りが進んでいる。
秋に白老沖で水揚げされたサケを粗塩に漬け、水洗いした後、尾の部分で2匹ずつ縛る。丸太を組んだ棚に干して腹をヨモギの枝で広げ、2カ月ほど寒風にさらす。さらにアイヌ家屋「チセ」の天井につるし、いろりの煙で2カ月ほどいぶすと出来上がる。
例年3500本ほど作るが、今年は秋サケの不漁が影響し、2500本ほどにとどまるという。
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◆民族 (みんぞく):民族.
◆寒風 (かんぷう):寒风.
◆不漁 (ふりょう) :捕鱼量少.