2012年のプロ野球公式戦が30日、全国各地で華やかに幕を開けた。東京ドームの巨人―ヤクルト戦の試合前には、前田敦子(20)、大島優子(23)らAKB48のメンバー16人が国歌斉唱の大役を務めた。また、ソフトバンク―オリックス戦が行われたヤフードームではSMAPの中居正広(39)が、中日―広島戦が行われたナゴヤドームでは女優の武井咲(18)が始球式に登場するなど、開幕戦に花を添えた。
たっぷりと情感を込めて歌い上げた。白いブレザーと濃紺のミニスカートに身を包んだAKB48のメンバーたち。「卒業」を発表した前田敦子、大島優子らは国歌斉唱という大役で、厳かな雰囲気が漂う開幕戦を艶やかに盛り上げた。
「夢である東京ドームで国歌斉唱ができてうれしく、誇りに思います。開幕戦という素晴らしい雰囲気の中で、歌わせていただいていいのかなと思いましたけど、場内から温かい拍手をいただいてうれしかったです」
高橋みなみ(20)は上気した顔で感慨深げに振り返った。
06年10月にメジャーデビューした際、AKB48公式ブログのタイトルは「TOKYODOMEまでの軌跡」と付けられるほど、メンバーにとって東京ドームは夢の舞台だった。23日にさいたまスーパーアリーナで行った公演時には、初の東京ドーム公演を開催することを発表(日程は未発表)。サプライズを知らされていなかったメンバーは涙を流して喜んだ。その本番を前に期せずして訪れた夢の舞台。「感慨ひとしおです。ここでコンサートするんだとしみじみ思いました」。高橋は初のドーム公演に思いをはせた。
AKB48は東京ドームを埋めた野球ファンをも魅了した。本番の公演では、この日の経験を生かし、最高のパフォーマンスを自分たちのファンに届ける。
实用单词解析:
◆大役 (たいやく):〔大事な役目〕重大使命,艰巨任务.
◆濃紺(のうこん):深藏青色.
◆魅了 (みりょう) :夺人魂魄,使……入迷。(人の心を引き付けて夢中にさせること。)