深刻な不況の影響で去年のアメリカの貧困率、貧しい人の割合が１３．２％と９７年以来の高い水準に達しました。
アメリカ商務省の発表によりますと、去年２００８年のアメリカの貧困率は、前の年の１２．５％から３年ぶりに増加に転じ、１３．２％と１９９７年以来、１１年ぶりの高い水準となりました。
また家計所得の中央値も、去年は５万３０３ドル、日本円でおよそ４６８万円と前の年より３．６％も低下し、一昨年１２月に始まった景気後退の影響をはっきりと反映しています。
一方、内政上の最大の課題である医療保険に加入していない人の数は、さらに増加して４６３０万人に上っており、ロック商務長官は声明の中で、「早急に医療保険改革を実現する必要がある」と述べました。（11日03:06）
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