サブプライムローンで巨額の損失を出したアメリカの証券大手・メリルリンチが、シンガポールの投資会社などから最大で62億ドルの出資を受け入れることになりました。
アメリカの証券大手・メリルリンチは24日、シンガポールの政府系投資ファンド・テマセクから最大で50億ドル、さらにアメリカの投資会社から12億ドル、あわせて最大で62億ドル、日本円にして7000億円もの出資を受け入れることで合意したと発表しました。
メリルリンチはサブプライムローンの焦げ付きで7-9月期の決算が赤字に転落、経営トップが交代を余儀なくされており、この資本増強で損失の穴埋めと財務基盤強化を図ります。
これまでには、シティが既にアブダビ投資庁から75億ドル、モルガンスタンレーが中国の政府系投資会社から50億ドルの出資を仰いでおり、新興国ファンドを頼ってサブプライムによる傷を癒そうとする傾向が一段と強まってきています。(25日07:57)
『日语学习』经济:メリルが資本増強、62億ドル受け入れ
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