悪質なブランド偽装に、捜査当局が実態解明に乗り出しました。飛騨牛の表示偽装、いよいよ強制捜査です。品質の劣る肉を飛騨牛として売っていた岐阜県養老町の食肉業者「丸明」に対し、警察が家宅捜索に乗り出しました。
岐阜県養老町の丸明本社前です。品質の劣る2等級の肉を飛騨牛として販売していたことに対し、警察は、不正競争防止法の偽装表示に当たるとして、家宅捜索に乗り出しました。
捜索は午前9時から行われていて、丸明の本社や本社工場、直営店の店舗などに、次々に捜査員が入いりました。品質の劣る肉を飛騨牛と偽装したことについて、吉田明一社長の説明は二転三転していました。
「2等級の肉は飛騨牛として売っていない」(丸明・吉田明一社長)
「2等級の牛肉を350円で売りなさいという指示は、1年半ほど前にしました。2等級でも(飛騨牛と言える)3等級と同じ値打ちがある。私が評価しました」(丸明・吉田明一社長)
吉田社長は、結局、こうした飛騨牛の偽装や加工日を改ざんしたことなど、数々の不正行為を指示したと認めています。このため、岐阜県警は、ブランド牛の名を利用した悪質な偽装だと判断し、不正競争防止法違反の疑いで捜索に乗り出しました。捜索は午前11時半現在も続いていて、警察は押収した資料などをもとに、偽装の実態解明を進める方針です。(08日11:30)
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[日语阅读学习]社会:飛騨牛偽装、「丸明」本社など捜索
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