１月の貿易収支は、自動車を中心に輸出が大幅に落ち込んだため、９５２６億円の赤字となり、過去最悪の水準となりました。 財務省が発表した１月の貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は９５２６億円の赤字でした。４か月連続の赤字で、赤字額は第２次オイルショック直後の１９８０年１月に記録した８２４８億円を上回って、統計を開始した１９７９年以降で過去最悪となりました。 世界的な不況から、欧米向けの自動車の輸出を筆頭に、アジアへの半導体などの輸出が急激に冷え込んだことから、輸出額が過去最悪となる４５．７％減の３兆４８２６億円にとどまったことが背景にあります。 一方の輸入額も原油価格の下落から４兆４３５２億円と３１．７％減少したものの、輸出の不振を穴埋めするには至らず、日本経済を支え続けた輸出の落ち込みが鮮明になっています。（25日13:01）
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