アジア太平洋地域の航空管制などについて話し合う国際会議に出席するため、関西空港を訪れている前原国土交通大臣は、大阪府の橋下知事と会談し、関空の支援策について意見を交換しました。
前原国土交通大臣は１２日朝、３５の国と地域から航空当局者が集まる会議に出席するのに先立ち、大阪府の橋下知事と会談、関空の支援策について意見を交わしました。
「橋下知事の突破力・発信力に期待をして、同じ方向を向いてやっていきたい」（前原誠司国交相）
「これまで地方に覚悟がなかった。何かあれば国に任せる」（大阪府橋下徹知事）
関空は今年３月末の時点で、およそ１兆１千億円の有利子負債を抱えるなど財務状況が悪化していますが、前原大臣は予算の見直しの一環として、来年度の補助金の減額を検討しています。
会談後、橋下知事は「関西に関空・伊丹・神戸と、３つも空港は必要なく、国は伊丹を廃止して関空をハブ化すべきだ」と、前原大臣に訴えたことを明らかにしました。
「東日本と西日本でハブ空港は２ついるはずだと。そこで論議になりまして、（前原）大臣はまず羽田だと。国としては必要だが、関西、大阪はどうなるか。そこの具体案がなかったのは残念」（大阪府橋下徹知事）
橋下知事は関空の役割について国が方針を示さなければ、関空に関連する支出を来年度から停止する姿勢を示しました。（12日11:31）
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