３年前、東京・港区で起きたエレベーター事故の被害者遺族が、前原国土交通大臣と面会し、エレベーター事故などについての独立した調査機関を設置するよう求めました。
２００６年６月、シンドラー社製エレベーターの事故で亡くなった市川大輔さん（当時１６）の両親らは、大輔さんの遺影を胸に前原大臣のもとを訪れました。
「大輔さんは野球やっておられたんですよね。私も高校、大学と野球やってましてね」（前原国交相）
面会後、会見した両親らによると、両親らはエレベーター事故などについて独立した事故調査機関を作るべきだと要望。
前原大臣は、独立した機関ではなく、現在の運輸安全委員会が対象とする事故調査の範囲を、エレベーターなどにも広げる形で対応を検討していると答えたということです。
「（大臣は）エレベーター事故のことをよくご存知で、私たちの悔しい思い、さまざまな思いをきちんととらえていただいた」（亡くなった大輔さんの母、市川正子さん）
両親は「なぜ息子の命が奪われたのか解明し、再発防止に役立ててほしい」としています。（21日11:41）
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