中国で有害物質メラミンが粉ミルクに混入し、乳幼児29万人以上に被害が出た問題で、製造元の1つで破綻した「三鹿グループ」の本社には、販売代理店の店主らが債権の回収を求めて集まりました。 三鹿グループの本社の中では、各地から詰めかけた粉ミルクの販売代理店の人たちが、債権回収のための話し合いをしています。 24日に破産した「三鹿」の負債総額は、日本円にして232億円あまりで、被害者への補償や返品された商品への返済額が総資産を上回って資金繰りがつかなくなったということです。 三鹿は販売代理店に対し、債権の3割を来月10日までに支払うとしていますが、被害者への賠償金についても、代理店にその3割を負担するよう求めているということです。 「政府は(賠償)金を出せと言っているが、私たちも被害者です。債権をまだ返してもらってないのに払えるわけがない」(販売代理店主) また、債権の支払い予定は書面での契約になっていないものもあるということで、代理店の不満は広がる一方です。(26日09:42)
『日语学习』国际:「三鹿」代理店ら、債権回収求め本社に
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