民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐる事件、捜査は大きな節目を迎えました。東京地検特捜部は、拘置期限の４日、衆議院議員石川知裕容疑者を起訴する方針を固めました。小沢幹事長については不起訴処分とする方向で最終的な検討を行っています。
この事件では、収支報告書にウソの記載をしたとして、元秘書で衆議院議員の石川知裕容疑者ら３人が逮捕されています。
関係者によりますと、石川容疑者は「先生のイメージが悪くなると思った」「先生に収支の概要は報告した」などと、ウソの記載を故意にしたことを認めていますが、小沢幹事長の関与は否定しているという事です。
特捜部は拘置期限の４日、石川容疑者を政治資金規正法違反の罪で起訴する方針を固めました。また、公設秘書の大久保隆規容疑者も最近になってウソの記載を了承したことを認めたもようで、特捜部は、池田光智容疑者と共に関与の度合いを見極め、刑事処分を判断する方針です。
一方、小沢幹事長については、現状では関与を立証する事が困難として、不起訴とする方向で最高検などと最終的な検討を行っています。不起訴処分について、一部に異論も出ているということですが、特捜部は３日午後に最終的な結論を出すとみられます。（03日11:13）
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