東京・中野区で元厚生事務次官の吉原健二さんの妻が重傷を負った事件で、捜査本部の事情聴取に対し、吉原さんが「思いあたる節はない」と話していることがわかりました。 中野区の現場では20日も午前10時半すぎから、警視庁の鑑識課員らによる現場検証が、靖子さんが襲われた玄関付近を中心に行われました。 元厚生事務次官・吉原健二さんの妻靖子さん(72)が宅配業者を装った男に刃物で刺された事件では、警視庁のこれまでの調べで、靖子さんが襲われた玄関以外に、廊下や部屋にも血痕が残されていたことがわかっています。 犯人が靖子さんを襲ったあと、さらに吉原さんの所在を確認していたとみられていますが、その後、吉原さんが警視庁などに対し、「恨まれたり、思い当たる節はない」などと話していることがわかりました。 また、犯人の逃走経路についてですが、吉原さんの自宅前からは、途中、交差点を右折するように血がついた足跡がおよそ100メートルにわたって残されていましたが、警察犬も足跡の続く方向へにおいを追ったということです。 警視庁は20日も引き続き捜査員150人の態勢で、現場付近での不審な人物や車両の割り出しなどを進めています。(20日16:54)
『日语学习』社会:吉原元次官「思いあたる節はない」
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