2008年のノーベル賞授賞式が10日、スウェーデンのストックホルムで開かれ、日本人受賞者3人がメダルを受け取りました。今回は業績が日本語で紹介されるなど、異例の対応もみられました。 ストックホルムのコンサートホールで開かれた授賞式。日本人3人が同時に出席するのは初めてとなります。まず、それぞれの業績について日本語で紹介されました。 「画期的な業績によって、2008年度のノーベル物理学賞を受賞されました」(スウェーデン王立科学アカデミー・ブリンク教授) そして、スウェーデンのグスタフ国王が、物理学賞の小林誠さんにメダルと賞状を授与、小林さんはニッコリ笑って受け取りました。一方、益川敏英さんは、やや緊張した表情でした。化学賞の下村脩さんも含め、燕尾服姿の3人は最高の栄誉を手にしました。 (着心地はどうですか?) 「あまり感じよくない。合わない物を無理やり合わせているわけでね。しかも、中の人間が規格外だから」(物理学賞受賞の益川敏英さん) 祝賀晩さん会には、国王ファミリーら1300人が出席しました。西洋料理とワインが振る舞われ、3人とも華やかな雰囲気を楽しんでいるようでした。 「大変光栄だなと思って食事をしました」(物理学賞受賞の益川敏英さん) 公式行事は11日以降も続きますが、最大のヤマ場を無事乗り越え、3人ともホッとした様子でした。(11日09:15)
『日语阅读』国际:ノーベル賞授賞式、日本人受賞者は
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