秋田県の連続児童殺害事件で、畠山鈴香被告を無期懲役とした控訴審判決について、検察側は上告を断念しました。一方、被告本人が上告の意思を示したため、弁護側が上告の手続をとることになりました。 「本人の意思を確認して、上告するということに決まりました」(畠山被告の弁護人) 畠山被告の弁護人は8日午後5時過ぎこのように述べ、上告の手続をとることを明らかにしました。 畠山鈴香被告が3年前に長女・彩香さん(当時9)と、近くに住む米山豪憲君(当時7)を殺害したとして、殺人などの罪に問われたこの事件。検察側は死刑を求め、弁護側は有期の懲役刑を求めていましたが、控訴審の仙台高裁秋田支部は1審同様、無期懲役の判決を言い渡しました。 これに対し仙台高検は8日、適法な上告理由が見つからないとして上告断念を表明しました。 「残念、無念ですね、一言で。この3年間の裁判でここまできて何も救われない」(米山豪憲君の父親勝弘さん) 弁護側は畠山被告の意向を受けて上告の手続を進めていますが、検察側が上告を断念したことで、事実上、畠山被告が死刑判決を受けることはなくなりました。(08日18:02)
[日语原文阅读]社会:秋田連続児童殺害、畠山被告上告へ
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