１５日、自民党に離党届を提出した鳩山邦夫元総務大臣は、無所属の平沼赳夫元経産大臣とも連携を図りたい考えを示しました。
鳩山氏は、与謝野氏、舛添氏に加え、無所属で元経産大臣の平沼赳夫氏とも連携を目指す考えを示す一方で、午後には、与謝野氏と衆議院本会議場内でも会談を行いました。
本会議場では、鳩山氏が前の席に座る与謝野氏に、断続的に話しかけていましたが与謝野氏は、前を向いたまま対応していました。
「（Ｑ．議場内で鳩山邦夫さんと話していたが？）話さない、話さない」（自民党・与謝野馨元財務相）
「（Ｑ．話の中身は）それは議員同士の会話ですよ。目と目で話ができますから」（鳩山邦夫元総務相）
また関係者によりますと、名前を挙げられた平沼赳夫氏も今のところ鳩山氏との具体的な連携は考えていないということです。
一方、党内の若手や与謝野氏に近い中堅議員からも、今回の鳩山氏の行動には冷ややかな反応がみられました。
「自民党に残る人と、手を握って肩を組んで一生懸命頑張るしかない」（自民党・小泉進次郎衆院議員）
「自分で動かれる時はあまり人のことは言うべきではないと思いますね。唐突に離党するという動きは、我々は同調できません」（自民党・後藤田正純衆院議員）
こうした中、谷垣総裁は、党の衆議院議員を前に改めて党の団結を訴えました。
「総裁として、そして選対本部長として、死に物狂いで参議院議員選挙に向かう体制を作ってまいりたい」（自民党・谷垣禎一総裁）
執行部への不満はまだ残る中で、今回の邦夫氏の動きをきっかけに谷垣総裁以下執行部が自民党が具体的に生まれ変わった姿を見せることができるのかが問われています。（16日17:36）
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