[日语原文]社会:ノーベル物理学賞、日本人3氏に

2011-04-08 20:13:23 日语教授

今年のノーベル物理学賞は、小林誠氏、益川敏英氏、南部陽一郎氏の日本人3氏が共同受賞しました。
受賞した3人のうち、京都大学の益川敏英名誉教授(68)と、高エネルギー加速器研究機構の小林誠名誉教授(64)は、「クォークが自然界に少なくとも3世代以上あることを予言する対称性の破れの起源の発見」が評価されました。
益川氏と小林氏は、物質の最小の構成単位である素粒子=クォークが6種類であることを予言した「小林・益川理論」を発表、2001年には文化功労者に選ばれています。
「我々科学者としては、2002年に答えが出たのであって、そこから先は科学者というよりは、こういうこと(お祭り騒ぎ)が起こっているだけの話。申し訳ないですけれども、『うれしいー!!』なんてやらないね」(京都大学・益川敏英名誉教授)
「(Q.受賞された感想は?)ひと言でいって大変なことになったな。長かったというか、毎年同じような事を繰り返していたのでそういう意味では長かったが、特に(賞を)期待していたわけではないので」(高エネルギー加速器研究機構・小林誠名誉教授)
アメリカ・シカゴ大学の南部陽一郎名誉教授(87)は、「素粒子物理学と核物理学における自発的対称性の破れの発見」が評価されました。南部氏は、1960年という早い時期にこの理論を提唱し、素粒子物理学の基盤を形成しました。
1978年に文化勲章を、1982年にはアメリカ科学界で最高の栄誉とされる全米科学賞を受賞しています。
「大変うれしい。光栄だと思います。特に小林・益川両氏と同時に受賞したからうれしく思います」(シカゴ大学名誉教授・南部陽一郎氏)
日本人の物理学賞受賞は2002年の小柴昌俊氏以来で、日本人のノーベル賞受賞者は、これで15人になります。(07日23:14)
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