国連、北朝鮮「新決議案」の調整本格化 国連では北朝鮮への新たな決議案について各国間の調整が本格化していますが、船舶の強制的な検査など新たな制裁を盛り込むことができるかが焦点となっています。 国連では２６日、日本やアメリカが中心となり新たな決議案の作成作業が本格的に始まりました。 国連外交筋によりますと、決議案は今年４月に北朝鮮がミサイルを発射した際に日本が用意した制裁決議案をベースにしており、既存の国連決議を強化した上で、北朝鮮の船舶などへの強制的な貨物検査や北朝鮮の高官の資産凍結を盛り込むことが検討されているということです。 しかし、強制的な船舶検査などには中国やロシアが軍事的意味合いの濃い「臨検」に近いとして反発する可能性があり、調整が難航することも予想されます。 「いかなる圧力も制裁もなにも解決しない。重要なのは米国と日本が（北朝鮮に対し）敵視政策をやめることだ」（国連代表部 パク次席大使） 一方、北朝鮮のパク次席大使は、アメリカと日本を名指しで批判しました。制裁決議案作成にあたる両国を牽制したものと見られます。（27日05:05）

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