東京・奥多摩町で自殺した６１歳の男性を事故死と偽り保険金をだまし取ったとして、元暴力団幹部の夫婦らが逮捕された事件で、共犯として逮捕された男が「夫婦は男性にメチルアルコールを飲ませ失明させていた」と話していることが警視庁への取材で新たに分かりました。
元住吉会系暴力団の幹部、阿久津好男容疑者らは３年前、大沢菊夫さんが自殺した際、「事故死」を装い保険金およそ９６０万円をだまし取った疑いが持たれています。
その後の警視庁への取材で、共犯として逮捕された後、釈放された男（４６）が「自殺の直前、阿久津容疑者らは大沢さんにメチルアルコールを飲ませ失明させていた」と話していることが分かりました。
大沢さんは実際に失明していて、その後複数の保険会社から保険金が支払われていたということです。
警視庁は３１日午後、阿久津容疑者と妻を別の生命保険会社からおよそ２０００万円をだまし取った疑いで再逮捕する方針です。（31日11:29）
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