沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題です。岡田外務大臣は、沖縄県の仲井真知事らに対し、「個人の案」としながらも、日米で合意した「名護市への移設」ではなく、「嘉手納基地への統合案」を検討していると、直接伝えました。
岡田外務大臣は、先週、普天間基地の移設について、「嘉手納基地への統合案が望ましい」という考えを示しています。２９日朝の会合で岡田大臣は、この「嘉手納基地統合案」を、「個人の案として、今、検討中だ」と、仲井真知事らに直接伝えました。
「（岡田大臣は）この統合案においても、その際に、騒音は減るものでなければならないと。詳細については、米側と協議をしていくと」（宜野湾市・伊波洋一市長）
こうした「嘉手納統合案」を巡っては、一部与党議員が今月上旬、嘉手納町長に同様の案を持ち込んでいたことが分かり、政府・与党内の足並みの乱れは、更に浮き彫りになっています。（29日11:14）
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