民主党の代表に再選された菅総理は党の役員人事と内閣改造に着手しましたが、川端文部科学大臣を軸に進めていた幹事長の人事でつまずき、調整が難航しています。
菅総理は１５日夜、輿石参議院会長らと都内のホテルで会談し、今後の国会運営や党の役員人事などについて意見交換しました。
枝野幹事長の後任人事について、菅総理は党内の中間派である旧民社党系グループの川端文部科学大臣を軸に調整を行っていました。しかし、川端氏がグループの幹部を通じて非公式に「引き受けるのは厳しい」と伝えたことから、この人事案は困難になり、新たに、岡田外務大臣を起用する案などが検討されています。
菅総理は当初、１７日に閣僚人事まで終える意向でしたが、総理周辺からは「週末までずれ込むのもやむをえない」との声が出始めています。
人事では、これまでに仙谷官房長官の留任が固まったほか、野田財務大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、玄葉政調会長も留任の方向で調整されています。
そして、新たに旧民社党系グループから、代表選挙で小沢氏に投票した高木元国対委員長と平田前参議院国対委員長の入閣が検討されています。（16日01:58）
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