奈良県桜井市で５歳の長男が十分な食事を与えられず餓死した事件で、警察は、母親が長男が死亡する危険性を認識しながら放置した可能性があるとみて、殺人の疑いでも捜査しています。
奈良県桜井市のパート店員・吉田真朱容疑者（２６）は夫の博容疑者（３５）とともに長男・智樹ちゃん（５）におよそ２か月間、十分な食事を与えず餓死させた、保護責任者遺棄致死の疑いで今月３日に逮捕されました。
警察によりますと、取り調べに対して真朱容疑者は、「長男は２月末から食事をとらなくなり、立ち上がれなくなった。本当にやばいかもしれないと思った」などと供述しているということです。
警察は、長男がいずれ死亡するかもしれないと認識しながら面倒を見なかった行為が「未必の故意」にあたる可能性もあるとみて、真朱容疑者に殺人容疑を適用できるかどうか調べを進めています。（16日13:37）
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