中国の人民解放軍の創設80周年を記念する特別展示が北京で行われ、急速に進む軍備拡張の一端が公開されました。
会場にずらりと並んだ中距離核ミサイルや戦車。中国の経済成長を追い風に、人民解放軍は着々と装備を充実させていることが伺えます。こうした戦闘機など、本物の兵器も数多く展示されていますが、各国の関心を集める最新のものではありません。
「中国脅威論」が国際社会でくすぶる中、透明性をアピールしようと、この日は、北京に駐在する各国の軍関係者らが招待されました。
特別展示を主催した共産党中央や軍当局は、およそ3000点の資料を揃えたと胸を張るものの、急増する国防費の内訳や、1月に実施した衛星破壊実験については、まったく触れていません。
「中国は世界平和に力を尽くしている」
(衛星破壊実験の展示がないようだが?)
「この件は、よく分からない」(中国軍の関係者)
こうした展示でも、依然として不透明さは拭いきれないままですが、人民解放軍は、「近代化を全面的に推進する」と改めて強調していて、今後の動向が注目されます。(25日07:37)
[日语学习网]政治:人民解放軍80周年、北京で特別展示
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