インフルエンザ患者の報告数が去年の同じ時期の５０倍となり、東京・大阪、沖縄ではすでに流行レベルに達しています。
国立感染症研究所によりますと、今月９日までの１週間で全国およそ５０００か所の医療機関に報告されたインフルエンザの患者の数は４６３０人となり、前の週からおよそ２０００人増加しました。
また、去年の同じ時期に比べるとおよそ５０倍の報告数です。
１医療機関あたりの患者数は０．９９人となり、流行開始の目安である１．０人に迫っています。都道府県別にみると、沖縄県、奈良県などの都府県では１．０を越えています。
過去、この時期に季節性のインフルエンザが流行したことはなく、厚労省は新型インフルエンザの感染が拡大しているとみています。
また、オランダ・ユトレヒト大学の研究チームが、新型インフルエンザの致死率が季節性インフルエンザの０．１％を大幅に上回るおよそ０．５％という研究結果を発表しました。
この致死率は１９５７年に流行し、およそ２００万人が死亡した「アジア風邪」並みと推定されます。（18日15:36）
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