乗客や駅員１２人が死亡、６０００人以上が重軽傷を負った地下鉄サリン事件から、２０日で１４年。東京の霞ヶ関駅では犠牲者への献花や黙とうなどが行われました。 事件現場となった東京メトロの霞ヶ関駅では、発生時刻とほぼ同じ午前８時に、駅員およそ２０人が犠牲者に黙とうをささげました。 また、駅構内には献花台が設けられ、霞ヶ関駅の助役だった夫が犠牲となった高橋シズヱさんも訪れ、花を手向けました。 「風化させてはいけないし、２度と起こしてはいけない事件だと思っています。これからもずっと（事件を）伝えていかないといけない」（高橋シズヱさん） 一連のオウム真理教の事件をめぐっては、去年、被害者に国が給付金を支払う救済法が施行されましたが、警察庁によりますと、これまでに申請した人は被害者６６００人のうち、およそ半数にとどまっているということです。（20日14:36）
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