１１月の輸出額は、去年に比べ６．２％の減少にとどまり、いわゆるリーマンショック以降の大幅な輸出の減少に歯止めがかかり始めています。
財務省が発表した１１月の貿易統計によりますと、輸出額は４兆９９１７億円で、去年の１１月に比べて６．２％の減少でした。
１年２か月連続の減少ですが、アジア向けのプラスチック原料や自動車部品の需要が回復していることから、輸出額の減少幅は大きく縮小し、１年１か月ぶりに一桁台に収まりました。
一方、輸入額は、原油価格の下落などにより１６．８％減少の４兆６１７７億円で、この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は３７３９億円と、１０か月連続して黒字を確保しました。
輸出額の減少に歯止めがかかっていることについて、財務省は、「明るい兆しは見えつつあるが、まだ楽観視はできないと話しています。（21日10:37）
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