核計画の申告を巡ってこう着状態が続いている北朝鮮の核問題について、アメリカと北朝鮮の直接協議がスイスで行われました。北朝鮮は高濃縮ウランによる核計画などについて「存在しない」と、一歩も譲歩しませんでした。
「ウラン濃縮計画とシリアの核計画への支援は、過去も現在も未来も我々には存在しない。これが我々の立場だ」(北朝鮮キム・ゲグァン外務次官)
今回の米朝直接協議で、アメリカのヒル国務次官補と北朝鮮のキム・ゲグァン外務次官は、夕食会も合わせると7時間を共に過ごしました。
しかし、キム外務次官は協議の焦点となっていた高濃縮ウランによる核計画と、シリアへの核技術協力については、「存在しない」という従来どおりの立場を貫きました。そのうえで、6か国協議で北朝鮮に義務づけられた「すべての核計画の申告」には、盛り込まない考えを改めて強調しました。
一方で、ヒル国務次官補は、「今回の協議でいくつかの打開案が示され、それぞれ本国に持ち帰って協議する」として、「解決は可能だ」との立場を示しました。
しかし、キム外務次官は「アメリカがテロ支援国家指定を解除するのが先だ」と主張しており、こう着状態を打開する道筋は見えていません。(14日09:39)
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[日语学习网]国际:米朝協議、打開目指すも溝埋まらず
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