東京医科大学八王子医療センターで、おととし４月までの６年半に、生体肝移植を受けた５２人のうち２０人が死亡していた問題で、大学は検証結果と共に、責任者の懲戒処分を発表しました。
外部の専門家を交えた検証委員会は報告書で、八王子医療センターがハイリスクの患者を扱っていたとしながらも、死亡率が高いことを認め、「医師の技術力に問題があった」などと指摘しました。その上で、今後の技術力の向上や管理体制の改善などを求めました。
これを受け大学側は、移植チームの責任者としての対応が不十分だったとして、臓器移植外科の長尾桓・主任教授を停職３か月の処分に、手術を行った元准教授と元センター長を厳重注意にしたと発表しました。
今後は、報告書で指摘された点を改善した上で、移植を再開したいとしています。（22日13:06）
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