先日、大雨による大規模な土石流が発生した鹿児島県の南大隅町では、８日も土石流が２回発生し、町では住民の避難所を数キロ移転するなど警戒しています。
これは、８日午前１１時半に発生した土石流の映像です。記録的な大雨のため、５日、大規模な土石流が発生し、集落の５０世帯・９１人に避難勧告が出た鹿児島県南大隅町根占山本の大浜下地区では、その後も土石流が続き、８日も２回発生、５日から、あわせて７回目の土石流となっています。
土砂は８００メートル下にある国道や集落に押し寄せたため、南大隅町では当初、集落に置いていた避難所を、数キロ離れた町の施設に移しました。
「命があるだけでも、それだけが一番。早くなんとか、おさまってこないかなと」（住民）
今回の土石流は、山の内部の深い所から崩れる「深層崩壊」とみられており、今後も土石流の発生する恐れがあるとして、町では警戒を続けています。（08日13:37）
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